相談事例集_202111
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74 相続人がいない場合の相続対策について 相談事例7-② 【相談内容】 相続人がいないため、自身に何かあった時、財産がすべて国のものになってしまうと友人に言われました。将来のことを考え、できれば、自身の財産を親族等に相続させたいが、今できることがあれば、何かよい方法を教えていただきたい。 【相談回答】 まだお若く差し迫った状況ではないと思われますが、今後の状況等も未確定のことが多いため自筆証書遺言を作成し、法務局保管制度を利用するのがいいのではないかとお話しました。 【補足説明】 最近、コロナ禍で相続等あまり考える必要がなかった若い世代の方からの相続の相談が増えました。現役世代の場合には、財産も状況も流動的なため、あまりお金や手間がかからず、また変更もしやすい対策が必要と考えます。 とはいえ、単に自筆証書遺言を書くだけでは不安が残るため、法務局保管制度をご紹介しました。

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