事実婚を選ぶことのデメリットは? 40 相談事例4-⑧ 【相談内容】 現在のパートナーから結婚しようと言われている。お互い再婚同士でそれぞれ成人した子供もいるので、入籍の煩わしさを思うと、事実婚にした方がいいのではと迷っている。事実婚を選ぶことのデメリットを知りたい。 【相談回答】 基本的に法律婚と同じ権利と義務があり、公的・社会的サービスが受けられる。しかし、税金や社会保険の面でデメリットがある。社会的サービスを受けるためには、事実婚関係であることを各自治体・機関に申告する必要があるが、事実婚の事実を住民票に反映させるか、公正証書などの方法をとると証明しやすくなる。相続や老後の問題などについては、遺言書や信託契約などで準備をしておくと安心が得られる。 事実婚のメリット・デメリットを伝え、事実婚関係の申告方法、関連機関を紹介した。メリット・デメリットを考慮し、パートナーと話し合って決めることとなった。
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