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/7光伝送システムFiber-Optic Systems区分B光ファイバケーブル光合波分波器光カメラケーブル光伝送システム光コンバータ解説電源ユニットアクセサリポータブル伝送装置光複合成端箱光カメラコネクタ盤本館別館わずかこれだけで光ファイバ4心制 御RS-422/RS-232通 信1000BASE-TFCBK4-OM5W2-12GFCBK4-OF5W1-12G(19ページ)光ケーブルは100心(回線)分でも、外径わずか11.5mm。同軸ケーブルと比較すると、その細さがよくわかります。放送局内の伝送や、本館-別館間の伝送などに、光伝送システムが採用されています。カメラで撮影した8K/4K映像信号を光変換して、中継車まで伝送できます。信号が伝送されるため、それぞれの信号用のケーブルを用意して配線する必要があります。その結果、配管、ピットやラダーはケーブルであふれ、システム強化のために回線を増設する必要がでたときも、ケーブルの増設がままならない状態です。を用意することなく、すべて光ファイバで伝送できます。つまり、トランク回線を光化してしまえば、設備設計・更新が容易で、敷設してある光回線は柔軟に利用でき、さらにケーブル外径が細いため省スペースで配線できます。放送局内で肥大しているケーブルの痩身効果は絶大です。ケーブルで伝送できる距離も伸びておりますが、そこには限界があるため理想的な配線経路がとれなかったり、使い勝手の良い場所に機器を配置できなかったりすることがあります。配線には意外と長いケーブルが必要なのです。場合、その伝送可能距離は数十kmと圧倒的に勝っています。光ファイバなら経路を気にすることなく、機材中心のレイアウトが可能になります。もはや光伝送システムを導入しない理由を探すのは難しくなりました。スタジオで撮影している画像をバーチャルスタジオに伝送するとき、映像信号といっしょに制御信号を光信号に変換して伝送したりすることがあります。なく、すべて光ファイバケーブルで伝送できるようになり、設備管理しやすくなります。収録にも実力を発揮できます。以前は光ファイバは弱いといわれていましたが、近年では曲げに強い光ファイバも開発されています。中継放送などで、映像、音声などの信号をわずか1本のケーブルで伝送できる光システムはメリットがあります。トランク回線では、映像・同期・音声・制御といった、さまざまなそれらの信号を光信号に変換して伝送すれば、各信号専用のケーブル機器に組み込まれたケーブルイコライザICの進歩によって、同軸同軸ケーブルで伝送する場合に比べて、光ファイバで伝送する一昔前は高価だった光コンバータも数万円で手に入るようになり、光変換して伝送する信号は、映像信号にとどまりません。たとえば、光変換することで、それぞれ専用のメタルケーブルを使うことさまざまな信号を光変換できるとなると、光伝送システムはフィールド光ケーブル(100心)φ11.5mm同軸ケーブル5C-FBφ7.7mm光コンバータ(11~15ページ)光ファイバメタル線(同軸ケーブル)映 像3G-SDI/12G-SDIオーディオデジタル/アナログ多様化する光変換ニーズケーブル外径光トランク回線図(例)ポータブル伝送装置 ●トランク回線の現状 ●レイアウトフリー ●映像信号だけではない、光変換 ●フィールドにも強い光伝送  ■多様化する光変換ニーズ  ■トランク回線の光化

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