フクイシウマイBOOK
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そ12こ月に︒新は工︑ア場レ建ル設ギにー伴疾い患︑と工 ﹁みんなのシウマイ﹂の製造を手掛ける福井マルダイ食品が﹁脱・小麦﹂へと大きく方針を変えたのは︑2022年場全体をグルテンフリー化︒闘う人々への想いと︑大きく変動する小麦価格への危機感があったといいます︒世界情勢に比例して小麦の価値は上昇の一途にあり︑消費者へ安定した製品を届け続けていくためには︑根本的な変革が必要︒白羽の矢が立ったのが︑米粉でした︒価値変動が小さく︑安定した国産米の米粉へと舵を切ることで︑小麦製品を食べられない方々にも届く製品を作ることができる︒工場長の山吉さんは当時を振り返ります﹁当初は福井県産ではない調合済み米粉を使っていましたが︑やはり︑地元のお米を使いたい︒県産米を使用した米粉を扱う製粉所は少なく︑米粉探しは難航しました︒最適な米粉を見つけてからは︑粉からシウマイの皮をつくる開発の始まり︒水分を含みやすい米粉は︑ひっつきやすかったり︑蒸した後に剥がれやすかったり︒思った以上に時間がかかりました﹂︒また︑製造ラインをグルテンフリーにするために︑調味料や作業工程も全て見直し︒ようやく苦労が報われたのは︑小麦アレルギーの家族をもつ方からの電話だったといいます︒﹁今まで食べられる商品がなくてずっと探していた方が︑やっと出会えて︑そしてとてもおいしかった︑と︒思いが通じて本当に嬉しかったです﹂︒﹁フクイシウマイ﹂第2弾となる汎用型シウマイの開発がスタートしたのは︑と粒ひと粒手づくりする美味2しさ0を2い3か年に7再月現︒す職る人かががひ︑重要なポイントでした︒    味わいや食感を決めるのは︑﹁挽き﹂と﹁捏ね﹂の工程︒製造ラインではこれまでも米粉の皮を使った餃子やシウマイをつくっていましたが︑﹁みんなのシウマイ﹂の開発にあたり︑材料や工程全てを見直民向けの試食会を目指し︑肉合などを変え︑異なる数種類の試作品をつくるところから始まりました︒幾度も試作を重ね︑﹁ふくいポーク﹂の旨みが香りたち︑米粉の皮が具材を優しく包む﹁みんなのシウマイ﹂が出来作業が醸す繊細で深い味わいが完成しました︒福井マルダイ食品株式会社 工場長山吉 優唯さん新工場建設時に工場長に就任し、学校給食や業務用、家庭用など、さまざまな商品の開発を担当している。あにがもっ負たけのながい︑12絶月品︒職シ人ウのマ手イのし︒挽11き月方に︑予使定用さすれるて素い材たや県配職人が醸す繊細で深い味わいを再現

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