たかはまおさかな大図鑑
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インとした民宿で、宿で高浜の魚を使うのは当たり前、という認識でした。せっかく海を楽しみに来られているのですから、地元の魚を提供したいとは思いましたしね。今は「若狭まはた」とブランド魚になっていますが、20年近く前から高浜町では試験養殖をやっていて、その頃から使っているんですよ。身の大きさも適度で、刺身などでもとても人気です。コリコリした食感の奥に甘みがあって。都会だともっとモチモチしているそうですが、コリコリは鮮度の証。お客様もこの食感がいいと評判もいいですよ。海が近くにあるからこその味でしょう。関西からのお客様が多く、ある日海の仕事をされているお客様が来られたとき、養殖の魚をお出しして「美味しい」と言ってくださって。きっと日本海側と太平洋側では水温も違うし、味も変わるのかもしれませんね。私たちも県外で魚を食べる機会もありますが、みんな口を揃えて「高浜の魚はやっぱり旨いなぁ」って。魚は当たり前にあるものですが、その当たり前のレベルが結構高いのではないでしょうか。和20年の頃から祖父が民宿として始めました。当時から魚をメ食べられる宿。高浜の魚が36海のみえる宿 むらみや宿の人村宮嘉彦さん【若狭まはたの刺身】 料理長はさまざまな料理のバリエーションを持っているが、やはり若狭まはたは刺身と煮付けが一番魚の旨さを引き出している。姿造りは家族連れで泊まった際に、煮付けは別注で。ホロホロとした中にも食感がしっかり残る逸品高浜町和田121-1090770-72-063971泊2食付き 1万1000円〜310部屋https://www.muramiya.com/ 【若狭まはたの煮付け】 若狭まはたの煮付けは別注文で予約すればいただける  昭宿内の水槽では高浜で揚がったアナゴが当たり前の美味しい魚を提供!

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