こんな食材の宝庫の町に惹かれないわけないですよね。移住して3年が経ちましたが、地域の人たちの優しさに触れることも多いです。地域の人たちが〝見守ってくれている〟という安心感を感じています。移住者にも親切であったかい、それもこの町の魅力のひとつです。今は魚の種類も味の特長も大体わかってきて、ここにしかない、ここでしかできない味を追求していることにも日々ワクワクしています。そして楽しみなのが隣やってきた新しい荷捌き所です。これまでタイミング的に漁師の方と接する機会が少なかったのですが、これからは漁師の方とつながる機会が増えそう。漁師の方の声を聞き、皆さんが普段食べていらっしゃる〝漁師めし〟のアイデアを通じて「うみから食堂」ならではの〝漁師めしレシピ〟を作ったり、その日に揚がる魚によって日替わりメニューを作ったりと、洋食一辺倒では見せられないメニュー開発に今からワクワクがとまりません。そうした料理人としてのつながりを重ね、海や町のワクワクをお客様に伝えたいと思っています。272,000円(税込)福井県ブランド魚。高級魚の特長を生かしたグランプリメニュー!福井県のブランド魚として有名な高級魚・若狭まはた。「刺身で食べたときの弾力感ともちもち感が真骨頂です」と語る『うみから食堂』シェフ・安藤史貴さんは、その食感を最大限に生かしながら手軽さを追求したのが漬け丼だ。これまでもマダイやレンコダイなどの漬け丼を開発してきており、まはたは身が厚い分もちもち感がさらに増している。出汁も付いてくるので、出汁茶漬けにしていただける“一杯で二度美味しい”丼だ。2021年に開催された「福いいネ!tOtO-Oneグランプリ」においては、県民投票によってグランプリを獲得。 こ食れべたがい!
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