たかはまおさかな大図鑑
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名里裕介さん久富弘恵さん1983年高浜町生まれ株式会社まちから代表取締役高浜町生まれうみさち魚にはそれぞれの味がある!魚嫌いを魚好きにする!海幸をつくる人。つくる人「はもと加工販売所」加工部門勤務株式会社まちから高浜町塩土1 90770-72-484722っと県外で暮らしていたのですが、やっぱり田舎暮らしが性に合っていると感じ、結婚を機に高浜町に戻ってきました。兄のパン屋さんを手伝うほか、町の広報の仕事にも携わり、海の6次産業化プロジェクトにも参加することになりました。「UMIKARA」も完成する中で水産加工へのテコ入れは必須でもあったので、水産加工専門の会社を作ることとなったんです。名前の「はもと」とは「海辺」という意味の方言。地元に親しまれる名前にしたいと、名付けました。基本は「UMIKARA」での販売が主ですので、社員全員が「UMIKARA」の集客に力を入れています。ギフト商品としての販路も少しずつ拡大しています。その中で、高浜町内でも魚を調理する人が少なくなっていると感じています。だからこそ、いかに食べやすくするかを考え、漬け丼の具や各魚種の「桜干し」や「一夜干し」に加え、高級品の「灰干し」も開発しました。商品の一つである「くしもん」はBBQが盛んな高浜町だからこそ生まれた商品だと思います。魚嫌いな子どもたちの間で「はもとの魚は好き」という声も出始めて、光が見えてきました。今後の構想としては、イベント的にはやっていましたが、通年で魚をさばく体験なども増やして、大人になったときも魚を普通にさばいて調理する町にしていきたいです。当社で実績を作ることで、若狭地方全域で魚で収益化を図れるように、モデルケースを高浜から作っていきたいと思います。また、魚以外にもまちづくりのキーマンとネットワークを作って、情報の共有を図りながら、若狭地方で頼られる存在になっていきたいですね。つくる人ず

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