たかはまおさかな大図鑑
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珍珍158〜10月8〜12月 6〜9月6〜9月若狭名物「小鯛の笹漬け」の材料若狭地方における名物土産「小鯛の笹漬け」の材料ともなっているのがレンコダイ。小ぶりでも鯛の味覚を持ち、かつ大量に揚がるので、旅館でもよく使われることも多い。漁獲量は少ないけれど食べ方自由自在あまり市場に出回ることが多くない、通称「カンナメ」のカイワリ。アジ科の魚なので刺身でもOK。アジよりも脂分は少ないが、焼いても煮ても揚げても上品な味を楽しめる。高級かまぼこの材料に顔や姿かたち、表面のぬめりなど、まるでヘビのような容姿だが、高級かまぼこの材料にもなる魚。ただ、小骨がかなり多く、刺身でも食べられるがその手間は結構大変。海のミルクという表現が似合う味カキの中でも夏にしか獲れない、何年もかけて育った身の大きなカキ。生でいただくことができ、肉厚の身からこぼれるミルキーな食感は、まさに“海のミルク”。知らなかったでは済まない罰金最大3000万円!サザエやアワビ、ナマコにイワガキなどは町の漁師さんにとって大切な海産物です。BBQの材料にと、勝手に獲ると密漁になります。罰金も最大3000万円。だから密漁、ダメ!神にも捧げられた希少な高級食材天然ものはあまり揚がらないとされるアワビ。伊勢神宮の神饌の一つでもあり、最高級の貝でもある。コリコリとした食感と風味は世界の食通をうならせる。世界の食通をうならせる。レンコダイカイワリ(カンナメ)6〜9月エソイワガキ6〜8月アワビ6〜8月トビウオ類空飛ぶ魚は刺身が美味水面を滑空する姿が幻想的なトビウオ。その締まった身は刺身にしていただくのが一番。高浜町では「マルトビ(ホソトビウオ)」、「カクトビ(ツクシトビウオ)」の2種が揚がる。ヘダイ(キヌコダイ)8〜12月希少で、マダイに負けない地元の味高浜町での呼び名は「キヌコダイ」。それほど漁獲高がないから市場に出回らずに町の中で消費される。マダイと同じような調理をしても、マダイにも負けない美味しさがある。ヨコスジフエダイ 港の人も知らない? 珍しい魚高浜町ではたまにしか網にかからないので、港の人も知らない魚の一つがヨコスジフエダイ。タイと名がついてもスズキ科の魚。淡泊な味わいで刺身の一品として上がることも。サザエ6〜9月BBQではマストな食材。夏のBBQでも定番となっているサザエ。磯の香りと苦みを持つ食用貝の代表格。浅瀬の岩礁にも生息しているので密漁されやすいけれど、一般人は1個でも獲ったら犯罪なので注意。

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