教育旅行年報データブック2024_S
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年 代主 な 出 来 事修 学 旅 行 に 関 す る 事 項昭和34年(1959)安保闘争35年(1960)36年(1961)37年(1962)38年(1963)オリンピック景気(1963~64)40年(1965)日韓基本条約41年(1966)いざなぎ景気(1966~70)43年(1968)大学紛争起こる~48年44年(1969)高校紛争起こる教育旅行年報「データブック2024」  51も増え、金額も増額されてきた。●文部省通達○4月 「修学旅行、遠足の実施について」 このなかで、①修学旅行の位置づけを明確化 ②貧困家庭児童生徒への旅行費用補助 ③ゆとりある日程により疲労の軽減 ④安全教育の徹底による事故防止 ⑤健康管理、特に宿泊施設の衛生管理 ⑥非行の絶滅 ⑦教師の行動の自戒、自粛、などについて述べている。●「ひので」号「きぼう」号出発○4月20日 「ひので」号「きぼう」号出発 初年度の輸送人員は、東京都及び埼玉県川口市の公立中学校 123,985人、京阪神三市及び近郊の公立中学校 94,407人であった。●「こまどり」号誕生○4月 東海三県の修学旅行専用列車「こまどり」号誕生●高校修学旅行の教育課程への位置づけ○10月 「学校教育法施行規則一部改正」により高等学校学習指導要領が改訂され、学校行事等の中に「遠足、修学旅行」として位置づけられた。なお、この学習指導要領による教育の実施は、昭和38年からである。●文部省通知○6月 「バスによる修学旅行における事故防止について」●「とびうめ」号誕生○4月 福岡県の修学旅行専用列車「とびうめ」号誕生●文部省通知○5月 「小学校における大都市への遠足(修学旅行)の抑制について」大都市における交通事情の悪化による事故の続出に対する対策である。●お母さんの修学旅行○8月 日本修学旅行協会の主催によって実施●「おもいで」号誕生○4月 東北6県連合修学旅行専用列車「おもいで」号誕生●へき地校の修学旅行○6月 へき地校の修学旅行には、児童・生徒が25人に満たなくても団体扱いにすることを決定。(当時、へき地に学ぶ児童・生徒は103万人)○7月 仙台電気通信学園生のバスが会津で40m転落。死亡3名、重軽傷24名(16日)●「わかくさ」号「わかば」号誕生○10月 修学旅行専用列車「わかくさ」号(関東地区)「わかば」号(関西地区)誕生●「わかあゆ」号「わこうど」号「ゆうじょう」号「なかよし」号誕生○この年 修学旅行専用列車「わかあゆ」号(中京地区)「わこうど」号(高校)「ゆうじょう」号(中学校)「なかよし」号(小学校)(広島・山口地区)誕生●修学旅行の新幹線利用開始○3月 東京都「遠足・修学旅行の手引き」発行●文部省通知○6月 「修学旅行等における事故防止について」バスによる修学旅行の万全の事故防止を要請したもの。●文部省通達○10月 「小学校・中学校・高等学校等の遠足・修学旅行について」修学旅行は教育課程上に位置づけられた教育活動であるから、「そのねらいを明確にし、その内容をじゅうぶん吟味して、教育的効果を高めるようにすること」「その計画と実施にあたって学校の創意と教育的識見をじゅうぶん生かし、いわゆる物見遊山や観光旅行に終らせないようにすること」などを指示した。●中学校の修学旅行は「特別活動」に○4月 文部省は「学校教育法施行規則の一部を改正する省令」により「中学校学習指導要領」を改訂した。「修学旅行」は「特別活動」の「修学旅行的行事」として位置づけられ、この中に「遠足、修学旅行、集団宿泊など」が含まれることになった。この行事の実施には、「平素と異なる生活環境の中にあって、見聞を広めるとともに、楽しく豊かな集団行動を行うことにより、集団生活のき

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