平成16年(2004)「愛・地球博」開催平成31年/令和元年(2019)2年(2020)「Go3年(2021)4年(2022)新潟県中越地震月刊『教育旅行』と改題第1回教育旅行シンポジウム開催教育基本法改正観光庁設立総務省・文部科学省・農林水産省が、小学校における農山漁村での長期宿泊体験活動を推進新型インフルエンザ発症と流行による修学旅行の延期が続出東日本大震災九州新幹線全線開業竹島、尖閣諸島の領有をめぐる紛争が激化し、韓国・中国への修学旅行および訪日教育旅行に大きな影響が出る東京スカイツリー開業日本修学旅行協会が公益財団法人に韓国・珍島沖にてフェリーが沈没し、多くの韓国修学旅行生が犠牲となる北陸新幹線開業北海道新幹線開業熊本地震九州北部豪雨大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震など災害が相次ぐ明仁天皇退位徳仁天皇即位、新元号「令和」制定令和元年台風19号戦後75年をむかえる令和2年7月豪雨新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令:感染拡大に伴い、3月から7月に予定されていた修学旅行のほとんどが延期・中止となった修学旅行の旅行代金もその対象にToトラベル」事業始まる。令和3年7月伊豆山土砂災害東京オリンピック・パラリンピック開催全国の都道府県に断続的に「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が発令公立の小中学校で、「GIGAスクール構想」による児童生徒「一人一台端末」の整備がほぼ完了ロシアがウクライナに軍事侵攻開始JR東京駅などで公立中学校の修学西九州新幹線開業旅行出発式が3年ぶりに行われる学びそのもので、農山漁村での民泊はそれに相応しいし、そこでの生業体験は勤労観・職業観を育てる「キャリア教育」としても効果が大きい。また、「探究的な学習」の方法として、旅行先の人々へのインタビューや彼らを交えたディスカッションの機会を設ける学校も現れてきた。東日本大震災以来全国の学校で取り組まれている災害・防災学習や「探究的な学習」の重要なテーマとなっているSDGsの学習を修学旅行で実施しようという学校も増えてきている。海外修学旅行については、コロナ禍や円安などの影響もあって今後の見通しを立てることが難しいが、異文化理解や共生といった今日的な課題と向き合っていく際の貴重な経験となるものであり、早期の復活が望まれる。修学旅行は、事前・事後の学習を含めれば学校において最も時間と費用と手間のかかる教育活動である。したがって、それに見合う学びの効果が求められるし、実際、生徒に与える影響は大きい。それぞれの学校が、新学習指導要領の趣旨を踏まえ、学校の教育目標や生徒の実態に応じた修学旅行を実施するようになれば、必然的に旅行先は多方面となり、内容も多様になっていくことは間違いない。「学びの旅」としての修学旅行の今後の展開を注視していきたい。30年(2018)29年(2017)28年(2016)27年(2015) 26年(2014)25年(2013)23年(2011)21年(2009)20年(2008)18年(2006)17年(2005)※ 本文は『運輸と経済』第79巻 第6号(2019年6月、発行:一般財団法人交通経済研究所)所収「修学旅行の歴史─修学旅行はなぜ生まれ,どう進化を遂げてきたのか─」を抜粋・加筆修正した。SDGsプログラム・グローバル教育(写真提供:(株)TOKYOGLOBALGATEWAY)海外修学旅行 ブルネイでの学校間交流(写真提供:目黒学院中学・高等学校)災害・防災学習 震災遺構見学(写真提供:杉並区立和田中学校)平和学習 沖縄・平和の礎にて(写真提供:晃華学園中学校・高等学校)災害からの復興を祈念した特別編集号「東北応援特集」2014年秋「九州応援特集」2017年夏産業観光・キャリア学習 自動車溶接ロボット(写真提供:トヨタ産業技術記念館)農山漁村体験 ブドウ園での作業体験(写真提供:NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会)23 教育旅行 2023年1月号
元のページ ../index.html#6