昭和47年(1972)「とびうめ」「おもいで」「こまどり」「修学旅行的行事」は学習指導要領の平成元年(1989)3年(1991)4年(1992)7年(1995)札幌冬季オリンピック開催誌名を『校外学習』と改題号引退東海道・山陽新幹線が博多まで開通沖縄海洋博覧会開催中学校学習指導要領改訂:中学校の改訂で高校にあわせて「旅行的行事」と名称を改めた新東京国際空港(成田空港)開港日中平和友好条約公立高校の修学旅行航空機利用許航空機の利用を認めた。この年、沖縄への修学旅行に限り、全国にさきがけ旅行を計画・実施した学校は14校誌名を『修学旅行』に戻す東北新幹線、上越新幹線開業第1回修学旅行シンポジウム開催東京ディズニーランド開園ヨーロッパ修学旅行のはじめ:北海道酪農学園大学付属高校がデンマーク・ドイツ・イタリアに修学旅行長野冬季オリンピック開催国際科学技術博覧会(つくば万博)開催青函トンネル、瀬戸大橋開通で修学旅行中の高知学芸高校生徒の中国上海近郊の鉄道事故:上海近郊乗った急行列車が正面衝突。死者28名(教師1名、生徒27名)、重軽傷60名という、海外に於ける修学旅行の最初にして大きな事故となった昭和天皇崩御。元号「平成」に消費税導入中国・天安門事件、北京に戒厳令布この年中国旅行をとりやめた学校はハウステンボス開園湾岸戦争勃発阪神・淡路大震災アメリカ同時多発テロ事件発生ユニバーサル・スタジオ・ジャパン開園国公立の幼稚園、小、中、高校で完全週5日制導入中国は、修学旅行に対しビザなしでの入国を認める可:福岡県教育委員会は高校の沖縄コロナ禍のなか修学旅行の価値が改めて問われたことにより、それが単なる「思い出作りの旅」ではなく、何よりも「学びの旅」であることが再認識されるようになった。このことは、新学習指導要領の実施とあわせて、これからの修学旅行を方向付ける大きな要因となっている。新学習指導要領は、中学校・高校に「主体的・対話的で深い学び」の実践、「探究的な学習」の展開を求めている。また、初めて「キャリア教育」という文言が高校の学習指導要領に登場し、特別活動はその要とされた。修学旅行では、特別活動で重視されている「体験的な活動」を通してこれらの学習活動を進めていくことになる。 「学びの旅」としての修学旅行は、これまでも、事前・現地・事後という一連のものとして捉えなければならないと強調されてきた。「探究的な学習」を修学旅行で展開するにあたっては、一層それを意識する必要がある。また、生徒が設定する学習課題が多様であることから、学年全体で一カ所に宿泊しても、活動はテーマ別、コース別といった分散型が主流になっていくことが予想される。コロナ禍で減少していた班別自主行動は、まさに「主体的」な学びであり、必ず以前の状況に戻るだろう。旅行先の人々との交流も「対話的」なこれからの修学旅行 14年(2002)13年(2001)30余校にのぼる告中国への修学旅行はほとんど中止:63年(1988)60年(1985)58年(1983)57年(1982)53年(1978)52年(1977)50年(1975)49年(1974)教育旅行 2023年1月号 22平成11(1999)年 高校生の部 運輸大臣賞(撮影地 福岡県柳川市)平成17(2005)年に『教育旅行』と改題昭和53(1978)年に『修学旅行』に誌名を戻す昭和56(1981)年 中学生の部 文部大臣賞タイトル「船上の友」平成5(1993)年 高校生の部 文部大臣賞(撮影地 京都清水寺)平成2(1990)年 高校生の部 文部大臣賞(撮影地 大阪パナソニック・スクエア)平成6(1994)年 中学生の部 文部大臣賞(撮影地 ニュージーランド)修学旅行写真コンテスト(1981~2003年に開催)優秀作品より
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